山形県支部 日本防災士会山形県支部設立総会
山形県支部設立総会が開催
日本防災士会の山形県支部「山形県防災士会」の設立総会が12月14日、山形市の山形県産業創造支援センターで行われた。
同総会には、会員47名のうち28名と県や市の防災担当、日本防災士会の東北各県支部関係者らが出席した。山形県危機管理課の賣間秀男課長補佐は「山形県は災害の少ない県として企業や観光誘致をしてきたが、今年は突発的な集中豪雨といった自然災害に見舞われて甚大な被害が出た。災害に強い地域づくりに取組む必要がある。防災士会のみなさまの今後の活躍に期待したい」と挨拶、総会では支部設立までの経過報告の後、規約と役員人事、事業計画を承認した。梅津庸成会長は「みなさまのお陰で支部が発足できた。今後は会員のスキルアップ研修、会員相互のネットワークを整備し自主防災組織等への貢献、市民防災力の向上につなげる活動のほか、老人福祉施設との連携を行い全国のモデルにしたい」と抱負を話した。これで東北の県支部は全て出揃った。
引き続き行われた山形県老人福祉施設協議会との合同研修会では、日本防災士会北東北支部連絡協議会の小山内敬子会長が「災害時、あなたが守る大切な命」と題した講演を行った。この中で小山内会長は「地域防災は自助、共助が中心で、自然を理解し、良好な人間関係を育て、災害文化を伝えることが3原則だ」強調し、青森市内の町内会で主婦が中心となって地域を支え防災啓発活動を行っている事例等を紹介した。
山形県防災士会では、市町村などと連携した自主防災組織への協力を行うほか、平成26年3月11日には山形県老人福祉施設協議会と合同防災訓練を行い、災害時要援護者といわれる高齢者の避難誘導や搬送の手順等を確認することにしている。

記念講演で講演する小山内会長

山形県支部設立総会

山形県老施協との合同研修会