愛知県支部 平成29年度 愛知県児童福祉施設長会 食育部会研修会
食の安全を深める ~災害時の食事対策~
日 時 平成30年2月15日 (木)13時 ~14時30分
会 場 愛知県岡崎市東部地域交流センター むらさきかん 4A会議室
主 催 愛知県児童福祉施設長会
講 師 日本防災士会愛知県支部 森 千代子研修委員長
参加防災士 支部長 保坂松男
研修委員 小林春代・小林康信
参加者 県内児童施設 施設長・栄養士・調理師など 28名
愛知県児童福祉施設長会 食育部会様から「災害時における食事について」の講演依頼を受け、森研修委員長が講師を務めました。午前中「緊急時、災害時に対応できるパッククッキング」調理実習と試食会を終了後、午後1時からの講座でした。
「食の安全を深める 災害時の食事対策」と題し、災害についての導入として先ず懸念されている南海トラフ地震の被害想定をはじめ火山噴火、水害、土砂崩れ、雪害などの自然災害の各種データーをパワーポイントでの説明で情報提供しました。
本題の「非常食から災害食へ」。「いつものように食べることができない時のあり方という意味で食を考える。被災地で生活、活動するすべての人を対象とする」と熊本地震被災地での現状など、支援活動体験を通しての森研修委員長の職務での立場への労いの言葉を交えながらの講義に、日頃、仕事として守らなければならない子どもたちと接している参加職員さんたちにとりまして、真剣そのものです。
避難所の良好環境、災害食に関わるライフライン、備蓄、要配慮者への特定食提供をも必要と伝え、恵まれている現在の食生活で慣れている舌は、非常時では受け入れられにくい、食の防災訓練「試食訓練のすすめ」として「備える・作る・食べる」のローリングストックをも考え定期的実施を提案しました。
最後に、災害時の食の役割・・・健康面の二次災害防止・救急 応急 復旧活動の支援、「災害に立ち向かうための食」。 「災害は 備えた分だけ 憂いなし」と結びました。
