沖縄県支部 西原町西原台団地自治会での防災カフェの実施
~地区防災計画書素案を説明・検討する~
NPO法人日本防災士会沖縄県支部では西原町西原台団地自治会自主防災会とのコラボで防災カフェを下記のとおり実施した。
1 日時 : 平成31年1月26日(土)18:00~20:00
2 場所 : 西原町津花波在「西原台団地コミュニティセンター」
3 参加人員 自主防災組織 40人
(その他、防災士会沖縄県支部5人)
4 防災カフェの概要
西原台団地自治会では、防災カフェは初めての試みで、参加者には、コーヒー、お茶のほか、給食・給水班が災害時に非常食として簡易に作ることができる「ウムクジブットゥルー」(芋のくず粉にツナやネギ等を入れて練り炒めたもの)や「あまがしを使ったぜんざい」ミカン等を準備し、参加者はこれらを食しながら防災カフェに臨んだ。
波平自治会長の開会の挨拶のあと気楽で和やかな雰囲気で次のとおり進行した。
波平自治会長の開会の挨拶のあと気楽で和やかな雰囲気で次のとおり進行した。
⑴ 地区防災計画書素案を説明
防災カフェの最初に、当自治会自主防災会防災部長でもある新城防災士会沖縄県支部長がこれまで自治会自主防災会役員会で検討してきた「地区防災計画素案」資料を配布して説明を行った。
防災カフェの最初に、当自治会自主防災会防災部長でもある新城防災士会沖縄県支部長がこれまで自治会自主防災会役員会で検討してきた「地区防災計画素案」資料を配布して説明を行った。
これまでの防災計画との違い、災害対策法第42条の2を根拠とする法律事項であること。
ガイドラインに基づく内容を網羅したこと。
ガイドラインに基づく内容を網羅したこと。
西原町とは、平成27年から内容について指導を受け相談等を行ってきたこと。
各県の地区防災計画の内容を参考にしながら、これまでの防災計画規定の中で当自治会に特化した規定を継続して盛り込んだこと。
途中、防災部長の体調不良等により、作業が中断しているなかにも役員会、健朗会や女性サークルの毎週の集合、コミュニケーション訓練に際して説明しながら、素案を練り上げてきたことを説明した。
途中、防災部長の体調不良等により、作業が中断しているなかにも役員会、健朗会や女性サークルの毎週の集合、コミュニケーション訓練に際して説明しながら、素案を練り上げてきたことを説明した。
地区防災は、「みんなで議論討議して、みんなで活動する」ことが大事であり、そのことの意識の共有を図っていくことが大事であることを強調した。
⑵ 質問、話題等の要旨
⑵ 質問、話題等の要旨
ア 自治会で地区防災計画を作成して、役場に提出するとのことであるが、役場は計画 書を受けないということはないのか?
(地区防災計画は、西原町とも協議の結果提出するが、これを西原町が「地域防災計画」に反映、取り入れることの有無にかかわらず、私たちは、この計画に基づき地域防災力を高め、地域コミュニティを維持、活性化することにある。)
イ 防災グッズを準備していないのですが、そろえるには幾らかかるのですか、また、統計的に準備している人は何パーセントぐらいいるのですか?
(市販のものはいろいろ、3万円のものもあるが、自分で準備すれば安い金額でそろえられる。 準備している人の統計はとられていない)
ウ がけ崩れ地域をかかえ、土留め工事をしているところと、そうでないところがあるが、なぜなのか?(工事の補助等主体者である行政に聞かないと何とも言えないが、行くつくところは、地権者の問題になる。地権者が了解していない。)
カ 先の大阪地震で学校の塀が倒れ、子どもが圧死するという痛ましい事故があったが、自分の家もかなり古く、塀の診断をどこがするのか、役場はどの程度かかわるのか?
(各家庭の塀もそれぞれの責任が第一に問われることになるであろうと思う。しかし、倒壊の危険が迫って修復等のいとまがないとかの場合は行政が指導や強制力等で関わることは考えられる)
キ 家具の転倒防止を行っていて食器棚の中から食器が飛び出しにくいように、小皿や茶わん等は縛っている。
ク 備蓄はどのようにしていけばよいのか。
(多ければ多いほどいいということでもない。トイレットペーパーの補充のように、次に備える。例えば、味噌を開けたら次のものを買う。洗濯石鹸を買ったら次のものを買う。)
ケ 自治会の活動について、すばらしい活動がいっぱいある。これらを記録化して次の世代に残すようにしてもらいたい。
等々のほか様々な意見、質問があった。
参加した防災士会の皆さん(新垣博也福祉協議会支部長、新垣すみえ事務局長、比屋定弘康気象台職員、土方浄アナウンサー)それぞれの経験から回答、意見を話してくれ大変有意義な防災フェアとなった。
(地区防災計画は、西原町とも協議の結果提出するが、これを西原町が「地域防災計画」に反映、取り入れることの有無にかかわらず、私たちは、この計画に基づき地域防災力を高め、地域コミュニティを維持、活性化することにある。)
イ 防災グッズを準備していないのですが、そろえるには幾らかかるのですか、また、統計的に準備している人は何パーセントぐらいいるのですか?
(市販のものはいろいろ、3万円のものもあるが、自分で準備すれば安い金額でそろえられる。 準備している人の統計はとられていない)
ウ がけ崩れ地域をかかえ、土留め工事をしているところと、そうでないところがあるが、なぜなのか?(工事の補助等主体者である行政に聞かないと何とも言えないが、行くつくところは、地権者の問題になる。地権者が了解していない。)
カ 先の大阪地震で学校の塀が倒れ、子どもが圧死するという痛ましい事故があったが、自分の家もかなり古く、塀の診断をどこがするのか、役場はどの程度かかわるのか?
(各家庭の塀もそれぞれの責任が第一に問われることになるであろうと思う。しかし、倒壊の危険が迫って修復等のいとまがないとかの場合は行政が指導や強制力等で関わることは考えられる)
キ 家具の転倒防止を行っていて食器棚の中から食器が飛び出しにくいように、小皿や茶わん等は縛っている。
ク 備蓄はどのようにしていけばよいのか。
(多ければ多いほどいいということでもない。トイレットペーパーの補充のように、次に備える。例えば、味噌を開けたら次のものを買う。洗濯石鹸を買ったら次のものを買う。)
ケ 自治会の活動について、すばらしい活動がいっぱいある。これらを記録化して次の世代に残すようにしてもらいたい。
等々のほか様々な意見、質問があった。
参加した防災士会の皆さん(新垣博也福祉協議会支部長、新垣すみえ事務局長、比屋定弘康気象台職員、土方浄アナウンサー)それぞれの経験から回答、意見を話してくれ大変有意義な防災フェアとなった。
5 報道
本防災カフェについてはRBC琉球放送が取材した。
沖縄県内では、地区防災計画を策定し市町村に提出している実績自治会等が未だない。
このことから、同放送局では県民への啓発のために特別番組を編成すべく、日本防災士会沖縄県支部への取材や地区防災計画策定取組み中の西原町在の西原台団地自治会への取材を行っている。今後は、行政へも取材を行い、節目、節目で特別番組を流していくことにしている。
沖縄県内では、地区防災計画を策定し市町村に提出している実績自治会等が未だない。
このことから、同放送局では県民への啓発のために特別番組を編成すべく、日本防災士会沖縄県支部への取材や地区防災計画策定取組み中の西原町在の西原台団地自治会への取材を行っている。今後は、行政へも取材を行い、節目、節目で特別番組を流していくことにしている。