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愛知県支部 南海トラフ巨大地震 予知不能

 ~突然 襲われる揺れに どう備えるか!~

日 時:平成31(2019)年3月17日(日) 午後1時30分~午後2時
会 場:JCHO中京病院 講堂(4階)
主 催:JCHO中京病院
目 的:移植講演会の一環として、南海トラフ巨大地震が発生した時に腎移植者並びに家族の方が、どのようにして防災・減災対策を講じるかについて講演を行いました。
参加者:腎移植者並びにご家族 80名
講 師:NPO法人 愛知県防災士会
    櫻井  衛(まもる) 防災士 (副理事長 兼企画委員長)
    ・ファシリテーター  保坂 松男、阿部 健二(防災士 2名)

 配布資料と併せパワーポイントにより、予知不能と言われている南海トラフ巨大地震について説明をしていきました。
昨年の12月11日の政府中央防災会議に基づいた南海トラフ巨大地震にかかわる現象の「2段階割れ」、「一部割れ」また「ゆっくりすべり」の違いを説明すると共に、大規模災害発生時の基本的スタンスは、公助10%、共助20%、自助が70%求められることも併せて説明しました。
 また、ラジオ・テレビ・携帯電話などの情報源を持ち、その媒体を通じて早期に情報をキャッチし、情報の内容に基づき対策を講じることが不可欠ということ、また、阪神淡路大地震の時に家具や家屋の下敷きになって命を失われた被災者が多かったことから家具等の固定化、家の耐震補強の重要性を強調されました。

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  パワーポイントを使って説明  真剣に聞き入る腎移植者会参加者

 なお、南海トラフ巨大地震の場合、人的被害は甚大で、死者・行方不明者合わせて約30万人と推定されています。
 これは、東日本大震災と比較した場合、約6倍にも及ぶ被害想定となります。このことから、南海トラフ巨大地震のライン上には、人口が余りにも多く見え、また、生産拠点も多くあることから被災した場合、被害額が1,410兆円に上るとの推計から日本の経済が崩壊するとまで言われています。
 その他に海溝型地震の前後には、活断層の地震が続発する傾向現象となり、日本の活断層の状況及び名古屋市内の建物被害、浸水範囲、液状化を地図上に表し説明しました。
南海トラフ巨大地震が発生した時に自助の備えとして、家にいる時、外に出掛けている時、電車に乗っている時など、いろいろな場面を想定しながら、危険なブロック塀や自動販売機、ビル街から降ってくるガラスの雨などに、どう備えるかを再確認しました。
 最後に講師から参加者の皆様へ「まず、自分が生き残ることを考えて行動してください」とお願いして講演を終えました。

文責・写真:阿部 健二    
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日本防災士会は、会員相互のネットワーク構築とスキルアップを支援し、地域防災力の向上に寄与することを基本理念として活動に取り組んでいます。

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