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長野県支部 福祉避難所の避難所開設運営訓練を行いました。

日本防災士会長野県支部では、以下のように福祉避難所の避難所開設運営訓練を行いました。

日時:2019年6月26日(水) 13:00~14:30
会場:小諸養護学校
内容:PTA学習会「もしもの災害時に私たちにできること」
   ~避難所開設運営訓練を通して福祉避難所について考える~

福祉避難所とはなにか、避難所運営はだれが行うのか、
家族は一緒でいいの、クールダウンはどうするの、
集団が苦手・聴覚過敏の対応は、など
参加者が不安に感じていることや知りたいことを事前にアンケートしました。
その内容を講座に反映させ、教材は一から作成しました。

講師には横内寿男支部長をはじめ役員と、地域密着型として東信地方のメンバーの計6名で務めました。

事前に市の危機管理課にも確認を行い、発災後に学校の準備が出来しだい
直接避難することが可能であることをお伝えしました。
またこの福祉避難所へは家族も一緒に避難ができること、
クールダウンが必要な児童・生徒が落ち着ける空間の確保の必要性についても言及しました。

一般避難所と福祉避難所との違いなど福祉避難所について以外では
熊本地震の際にも支援物資として実績のある簡易トイレの「ラップポン」(日本セイフティー株式会社)の紹介も行いました。

避難所のトイレ事情については深刻で、高齢者など足が不自由な場合には、
屋外に設置され臭いや汚れのある仮設トイレの利用を敬遠して水分を取ることを控えてしまい、そのことで脱水症状や熱中症に繋がる旨も説明しました。

この支援物資の「ラップポン」は屋内で使用できます。専用のロール状のビニールをセットする構造で、排泄後に熱で圧着し完全密封されるため、そのままゴミ箱へ捨てることができます。
そのためトイレ掃除も不要で臭いもほとんどなく、何と言っても衛生的であるため避難所においては有用である点を説明しました。

避難所では普段の便利な生活とは掛け離れた不自由な生活を強いられます。
防災講座の際には、衛生面や健康面で少しでも改善できる良いものがあれば紹介するように心掛けています。

参加者からは「とても分かりやすかったです。」とお声掛け頂きました。
また講師一人一人に心暖まるプレゼントまで頂き、お役に立てたことを実感しました。

最後に、参加者の皆さんにはアンケートをお願いしていますので、回答を頂き今後の防災講座へ反映させていきたいと考えています。

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講評を述べる横内寿男 支部長

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グループワークでアドバイスする講師陣1

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グループワークでアドバイスする講師陣2
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Author:日本防災士会
日本防災士会は、会員相互のネットワーク構築とスキルアップを支援し、地域防災力の向上に寄与することを基本理念として活動に取り組んでいます。

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