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千葉県北部支部 11/1(金)~11/3(日) 山武市社会福祉協議会ボランティア活動支援(千葉県山武市)

令和元年10月「記録的集中豪雨による河川等氾濫災害」
山武市社会福祉協議会:ボランティア活動について


令和元年10月25日 低気圧を伴った前線が日本の太平洋岸に停滞する中、台風21号が太平洋上を北上、前線を刺激し記録的な大雨になり、千葉県内でも中小河川が氾濫、多大な被害をもたらしました。
その中、山武市よりボランティア活動の支援ができないかの相談(北部支部が実施した八街市の活動を知らされていた)があり、10月28日に山武市役所・山武市社会福祉協議会に伺い、ニーズ調査を実施し、千葉県北部支部災害対策本部で支援活動を決定し、11月1日~11月1日の間ボランティア活動ができる会員の募集を開始しました。

山武市の被災状況は、北部を流れる作田川の氾濫で、日向地区で床上浸水地域があり、要支援対象者のみに限定し、濡れた畳の搬出、家財や日常使用していた物品の廃棄・仕分け作業、床下の汚泥処理・消毒に関しての依頼要請に対応するものでした。
(被災地域は、限られた小地域)
【コラム】
 小学生や幼稚園児が道路水没で帰宅困難になり、消防署の水陸両用消防車両により、ピストン輸送で対岸の住宅地まで搬送・救出で話題となった地域です。
如何に短時間で道路冠水、河川の氾濫が発生したことを、如実に物語っているエピソードです。

今回のボランティアセンターは、市災害対策本部がない中での立ち上げであったため、社協に要請のあった案件のみの対応となった中の活動となりました。

11月1日 金曜日 (ボランティア活動1日目)
朝8時 受入れ準備に追われる社協職員・日赤奉仕団のボランティアグループ(年に10回程度、ボランティアセンターの立ち上げ訓練を実施している)、平日で、どの程度のボランティアが参加していただけるかを心配しながら作業していました。
9時 数名のボランティアが登録を済ませ、本日の作業手順とマッチングを実施、7件のうち3件に出向くことを決定し、準備に取り掛かりました。(北部支部会員 3名)
1件目は、濡れた畳や段ボール等の屋外搬出(自宅前路上に:収集は、市の環境課・シルバー人材センターが回収予定)水分を含んだ畳は意外と重く、落としそうになりながら無事搬出「教訓:濡れた畳の搬出時は通路の整理整頓・手鉤(手袋だけでは掴むことが困難である)の必要性を感じた」
2件目は、水没した1階にあった生活用品の廃棄分別作業(雑多に自宅前路上に出されていた)。キッチン・浴室用品(ガラスや金物・カセット用ガスボンベ等)食料品が散乱していた。丁寧に分別し、作業終了「教訓:ガスの入ったボンベの処理に、ガス抜き工具を準備する」し、VCに帰着。
昼食時、社協より「台風15号時に屋根掛けしたブルーシートがずれて雨漏りがしている高齢者独居住宅」の対応が出来るかとの相談があり、現地調査をしたうえで支援・検討することとしました。
午後は、ブルーシート屋根がけの現地調査と被災者宅の畳上げ作業・濡れた家具の搬出・床はがしを実施(居住スペースの確保及び床下乾燥、消毒準備のため)の2班に分かれて活動を実施。
「明日 屋根がけ補修の経験がある方が2名参加する予定になっている」ので、行動指針を決定し、社協側に伝え、VC活動別働隊を編成し、資機材の調達・準備などを協議し、別動隊への連絡・調整を実施、本日の活動を終了。

11月2日 土曜日 (ボランティア活動2日目)
参加した北部支部会員を屋根がけ補修班、被災者支援班の2班に編成し、補修班は被災者宅に移動、支援班は、マッチング後消毒班に編入し活動を開始しました。
消毒班は、水没した被災者宅の乾燥状態を確認し、消毒作業に従事。昼食時、午後の活動の変更が告げられ、土砂の流入した被災者宅の敷地内土砂撤去作業に応援・従事することになり、活動を開始、膨大な土砂のため、翌日も継続とすることになり、作業終了。(裏山から土砂が宅地に雨水とともに流入)
補修班は、安全管理に配慮しつつ、飛ばされていたブルーシートを外し、補修箇所の点検、手順の確認を実施(1ヶ月以上経過していた土のうは破れ、砂が散乱するため、屋根上から撤去)。午後は、土のうを使わないブルーシート掛けに着手し、作業終了。(依頼者に今後の対応方法を説明)

11月3日 祝日 (ボランティア活動3日目)
昨日継続作業となっていた被災者宅の土砂撤去作業に従事、生活できるだけの土砂搬出作業を終了し、VCに帰任。雨が降ってきたため、午後の活動の中止が決定。
「11月4日の作業終了をもって、ボランティアセンターの閉鎖が決定したので、北部支部会員の活動は、本日をもって終了。市社協・局長に報告・了承されたので、北部支部会員に連絡し、活動を中止した」
社協・局長より、参加した会員に、感謝の言葉をいただきました。
「山武市ボランティア活動への会員参加:3日間で延16名」

「現地の活動中の写真撮影は、被災者の了承を得る必要があるため、一部を除き記録写真なし」

【今回の反省点】
1.ボランティア活動支援を決定・募集をしたが、急遽決定したことで会員各位の反応が鈍かった。
2.100名を超える会員数がありながら、活動に参加できる方があまりにも少ないことに疑問を感じたのは私だけだったのかな。(他の支部からは、ボランティア活動の問合せがあったが、丁重にお断りした。当支部会員からの問い合わせ件数はゼロ)
3.活動現場を調査し、的確な情報・資材のチェック等が必要であることを痛感した。

日程:令和元年11月1日(金)~11月3日(日)
場所:山武市ボランティアセンタ、山武市内
参加防災士:(順不同・敬称略)中村(利)、岡田、髙﨑、松浦、中村(誠)、熊澤、渡辺、谷、佐藤(修)、小林、五味川
内容:災害ボランティア(被災物搬出、ブルーシート点検)

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Author:日本防災士会
日本防災士会は、会員相互のネットワーク構築とスキルアップを支援し、地域防災力の向上に寄与することを基本理念として活動に取り組んでいます。

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