兵庫県支部 女性防災士と建築士による意見交換会
平成25年12月27日
女性防災士と建築士による意見交換会
地震への備えの一つとして家具固定がありますが、まだまだ家具固定の普及率が低いという事もあり、建築士による家具固定研修と家庭を守る女性の視点からの普及啓発活動についての意見交換会を開催しました。
【日時】 平成25年12月15日(土) 14:00~16:00
建築士による女性のための家具固定講座 ・ 意見交換会
「地震への備えの普及には女性の協力が必要です!」
【講師】 安心安全のまちづくり機構 代表 藤本桂三氏
【場所】 明石市防災センター(2階視聴覚室)

藤本建築士による家具固定講座

滋賀県からも女性防災士が参加
建築士の有志が家具固定を推進するために希望者のお宅へ行って取り付け作業をするものの、一番大切な寝室への入室を断られるケースが多くあるそうで、女性の心理についての意見や作業者が女性であれば入りやすいのではないか、婦人会や隣保のリーダー核になる女性から口コミで広げてみてはどうかなどを車座で話し合いました。
昔に比べて地域のコミュニケーションが薄れている中、小さな子供を持つママ友などの小集団はどこの地域にでも見られるため、ママ友や地域の婦人会、介護家庭や福祉関係者などターゲットを絞って活動してみる方が機能的との意見も多くありました。
地域や学校の講演会で家具固定の話を聞いても「いい話だったね」と、その場で納得するだけで終わることが多いため、数人のグループに車座で話をし、その場で作業体験や取り付けが出来れば、普及のスピードも速くなるでしょう。女性ならではのソフトな活動として今後取り上げていくのもいいのではないかと参加者もこれからの活動のヒントを得ることが出来ました。
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会