兵庫県支部 荒井中学校1.17集会・防災訓練
東播地域担当
荒井中学校1.17集会・防災訓練
高砂市立荒井中学校では、毎年「震災経験を風化させず、後世に伝え、活かす」を目的として、防災講演や分灯式・避難訓練など1月17日に合わせ「1.17集会」を開催してきた。しかし、阪神淡路大震災から19年がたち、震災を知らない子供達の防災意識を高め、地域の一員としての自覚と役割を認識させる為に、26年度は防災訓練も実施。学校側から、兵庫県防災士会へ企画・運営の協力依頼があり、3年間を通して災害対応の基礎が学べるよう計画を進め実施した。
【日時】 2014年1月17日(金) 10:50~15:15
【場所】 高砂市立荒井中学校
【訓練指導防災士】 東播地域 10名 西播地域 6名
「1.17集会」10:50~12:40
・防災講演会「中学生の力~助けられる人から助ける人へ~」
講師:兵庫県防災士会東播地域担当理事 横山恭子
・黙とう
・朗読
・希望の灯り 分灯
・1.17宣言 唱和
「防災訓練」13:20~15:15
・1年生(災害前)土嚢・水嚢訓練
・2年生(発災時)応急手当・救急搬送訓練
・3年生(被災後)避難所運営図上訓練

約600名の生徒が避難訓練のため運動場へ

防災訓練指導に当たった防災士16名

2人1組で土嚢づくり(1年生)

水嚢づくり(1年生)

三角巾を使い応急手当訓練(2年生)

簡易毛布担架と徒手搬送訓練(2年生)

避難所運営図上訓練(3年生)

各班ごとに発表、後日校内に掲示(3年生)
みぞれの降る中、約600名の生徒たちが、災害についての基礎知識や防災・減災について学び、地域の中で「中学生の力」が発揮できるよう、訓練に励みました。
初めての大規模訓練という事もあり、何かと課題は多かったものの、生徒だけでなく先生方の意識向上にもつながり、とても良い訓練となりました。
来年度は、さらに充実したものになるよう、学校と防災士との連携を密にし、地域一体の防災訓練が開催出来るよう協力していきたい。

2014.1.18 神戸新聞(コチラからご覧ください)
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会