兵庫県支部 自主防災組織への支援制度
事業部
自主防災組織への支援制度

兵庫県では、阪神淡路大震災から20年の節目を迎えるにあたり、県民一人ひとりが「自分の命は自分で守る」の意識を高めるために、県民総参加「減災」キャンペーンを4月よりスタートさせた。災害への備えとしての4つの目標「耐震化・室内安全・備蓄・避難」を掲げ、地域の防災力向上を推進するために、県からの依頼で兵庫県防災士会が自主防災組織の支援を行うこととなった。
4月からの1年間で、兵庫県下の約800小学校区で自主防災組織のワークショップなどを実施し、震災の教訓を継承するとともに、次なる災害に備えるためのアドバイザーとして防災士が活躍中。
【防災運動会】

【イベント会場での防災教室】

【初期消火訓練】 【搬送訓練】 【備蓄・家具固定展示】



自主防災組織には、指導員(防災士・防災リーダー)を無料で派遣し、訓練や研修会などの企画・運営を支援したり、講義をすることにより、その地域の新たな防災リーダーの育成が推進できる。
県下約800小学校区を目標とすることにより、今まで活動の場のなかった防災士や防災リーダーの活動の場も増え、スキルアップにつながることを期待したい。
26年度は、阪神淡路20年事業として、他にも地域の空き店舗を利用した防災よろず相談所「まちなかスクランブル」や小学生の避難所体験「ジュニア防災スクール」、自主防災組織や消防職員対象の「防災情報活用研修会」など県の事業を受託し、行政や地域との協力体制も強化されてきた。
(文責 事業部 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会