長崎県支部 第2回防災士のための気象講座

「第2回防災士のための気象講座」を2月21日(土)に、長崎地方気象台で開催しました。今回も、長崎地方気象台に全面的なご支援頂きました。
昨年日本で発生した災害
1.大雨災害 広島・兵庫・京都
2.火山災害 御嶽山
3.地震・津波
以上の身近なテーマで専門技官より解説いただきました。近年経験したことのない豪雨災害に、どのように我が身・家族・地域を守るかが今後の大きな課題です。
また、初めて体験する「気象庁ワークショップ」、経験したことのない大雨・その時どうする?をテーマに、気象予報官・土砂災害気象官より気象レーダーの説明・解説に、どのように行動するべきかの図上演習です。刻々と変化する気象データーを、いかに早く正確に入手し減災にまた、避難行動に結びつけるかの判断です。最新の気象データーの入手機器、川・山などの地域の変化に注視することが大事であることを再認識しました。日頃より住む街を、自分の足で歩き街を知る。私たち防災士は、わが身を守るとともに地域を守るための一助となるべき行動がとれるように、常にスキルアップに努めなければと痛感しました。
今回初めて体験した「気象ワークショップ」は、昨年の豪雨災害・噴火災害・台風と、また想定されている地震・津波にどう備えるか、今後幾度となく繰り返し研修することが、瞬時の判断につながると確信します。
今後とも、地方気象台・国土河川事務所・消防署などの専門機関、県・市・社会福祉協議会の行政機関とも関係を密に指導・助言をいただき、顔の見える関係を構築していきたいと思います。
※近年の長崎県大災害
諫早大水害(昭和32年7月25日)死者・行方不明者 533名 1日で588ミリの雨量
長崎大水害(昭和57年7月23日)死者・行方不明者 299名 時間雨量187ミリ
2時間雨量286ミリ(ともに日本における観測歴代最高記録)
雲仙普賢岳噴火災害(平成3年6月3日)大規模火砕流発生 死者・行方不明 43名
長崎県支部 事務局 川浪良次

県内の地震情報

気象庁ワークショップの紹介

旭支部長より謝辞