兵庫県支部 兵庫県・播磨広域合同防災訓練に指導員として参加
9月1日の「防災の日」を前に、兵庫県と播磨広域連携協議会が、東播磨・北播磨地域の8市3町で広域合同防災訓練を行いました。150機関、約3800人が参加し、多会場で繰り広げられた様々な訓練に、兵庫県防災士会も指導員として参加しました。
【日時】 平成27年8月30日(土)9:00~13:00
【場所】 東播磨・北播磨地域の全市町
【主催】 兵庫県・播磨広域合同防災訓練実行委員会
構成:兵庫県、明石市、加古川市、高砂市、西脇市、三木市、小野市、加西市、
加東市、稲美町、播磨町、多可町、播磨広域連携協議会
【想定】 山崎断層帯(大原・土万・安富・主部南東部)を震源とするマグニチュード8.0の
地震が発生。東播磨・北播磨地域で最大震度7を観測。
昨年までは、1箇所集中型の訓練でしたが、阪神淡路大震災から20年を迎えた今年度は、多会場での同時開催ということもあり、企画の段階から多数の関係者が集まり、大掛かりな取り組みとなりました。
8市3町に加え、兵庫県内の各自衛隊駐屯地や各広域災害拠点も同時進行で訓練が実施され、曇り空に様々なヘリが行き来するという緊迫感のある訓練でした。
兵庫県防災士会は、以下の5箇所へ指導員として参加し、訓練指導や防災啓発を行いました。


外国人を対象に、避難誘導から避難所体験までを指導。不便な生活を乗り切る知恵や、自身も通訳などで活躍する場があるということを実感していただいた。(兵庫県広域防災センター)


応急手当・心肺蘇生法の指導と防災啓発ブース出展。ブースでは、簡易担架作りや非常持ち出し品の重量体験など、子どもたちも楽しく体験できた。(小野市防災センター)


避難してきた住民に対して家庭防災や今後の心構えを講話。とてもわかりやすく楽しく学べたと好評をいただいた。(加東市立三草小学校)


加美中学校、中町中学校、八千代中学校それぞれで訓練を開催。多可町が毎年行っている消防団と中学生の交流事業「スクラムハート」と併せて実施。防災士は、それぞれの中学校で、災害ボランティアセンター設置訓練を社会福祉協議会と一緒に担当。社会福祉協議会の職員がボランティアセンターの説明をしたのち、防災士が各被災地で体験したボランティア体験と心構えを講話した。(多可町立加美中学校、中町中学校、八千代中学校)
加西市南部公民館では、自主防災組織の方々に避難所運営ゲーム「HUG」を指導。避難所で求められるスピードと判断力の難しさを味わっていただきました。(写真なし)
(事業部 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会