愛知県支部 長野県小谷村・白馬村・辰野町を訪ねて学ぶ研修旅行
9月27日(日)~9月28日(月) 1泊2日 バス旅行
参加者27名(男性22名、女性5名)
昨年11月22日発生の白馬村・小谷村を縦断する長野県神城断層地震の被災地を訪ね、災害の状況と復興の現状を、各役場の担当者などから直接お聞きして学ぶ研修でした。

《1日目》天気:くもり
・車内にて参加者全員自己紹介
バスは名古屋高速=小牧IC=中央道、
長野道=安曇野IC=R148=途中昼食
小谷村役場に到着
役場の柴田課長のパワーポイントによる説明を聞き、バスに同乗して被害の激しい中谷地区に向かいました。
長崎集落はほとんど全壊、すでに取り壊され見ることができませんでしたが、まだ取り壊さず残っているお寺があるということでバスを降り、急な坂道を徒歩で登り、玉泉寺を訪れました。倒れないようにロープ等で引っ張ってありましたが、寺の内部は当時のままの状態を見ることができ、貴重な体験でした。

今回の地震では死者0名、行方不明者0名だったそうです。
中谷地域は15集落、110戸、人口270名の自主防災組織の取り組みがあり、昨年10月26日には参加者120名での避難防災訓練が行われていました。防災組織図も作成されています。
また、実際に運営された避難所について、良かった点として、
1、電気が止まらなかった
2、Free Wi-Fi が整備されていた(村内8つの指定避難所に整備済)
反対に、困った点として、
1、支給弁当が冷たく、おいしくなかった。
2、体育館での避難生活は寒く、厳しかった。
3、畳の広い部屋が欲しかった。
4、水道が避難2日目で断水してしまった。
などが挙げられました。
実際の避難は訓練が役立ち、ルールに基づいて行われました。まず一時避難所である各集落の公民館に避難し、その後安否確認を行った上で、指定避難所である中土観光交流センター「やまつばき」に移動しました。
避難所運営について 参考までに(私的意見)
① Free Wi-Fi の整備
② 断水の時、高架水槽を設営すれば給水車による給水が可能。
③ 避難所として最低限の電力確保(能力の高い発電機設置)
④ 畳の部屋(板の間では寒い)
⑤ ガス炊飯器(停電の場合有効)
⑥ 公衆下水が破損した時を考えると施設単独の浄化槽は修理が簡単。
その他にも、
・震災ボランティア活動
・震災廃棄物回収状況
・震災危険家屋解体撤去
・村営住宅の建設
・問題点として、急激に世帯数減、人口減、女子高齢化が加速、集落の維持、お寺の再建、神社の維持、伝統文化の継承等が挙げられました。
《2日目》2日目は天気がよく、素晴らしい白馬の山々を見ることができた。
白馬村役場に到着
主査の太田様からの説明
・R148の東側に被害が出た。
・西側の観光地である白馬一帯には被害が少なく、電気も
止まらなかった。
・マスコミの人たちへの対応が大変であった。
・半壊以上の判定が出れば公費で解体できた。
・自宅以外での居住を余儀なくされている村民が57世帯153名いるが、28年度中に復興住宅を建設の予定。
・姉妹都市の和歌山県大地町、静岡県河津町には震災直後から援助の手を差し伸べてもらえた。
そしてバスはR148=途中昼食=安曇野IC=長野道・中央道、伊北IC
辰野町社会福祉協議会にて有賀様のお話。
「災害時住民支え合いマップ」作りに自ら足を運んで作成中。
有賀様は前長野県支部長でどんどん実績を積み上げており、勉強熱心でもあり、防災士の見本となるような方で、聴く人を飽きさせない話法があり、感心することばかりでした。まさに辰野町は防災(減災)を実行しているモデル地区だと思いました。バスにて辰野町を案内され、お友達の酒造元にも連れて行って頂き、試飲も楽しみました。
伊北インター=中央道(途中何度も休憩)=小牧IC=名古屋高速 名古屋駅に20:20着
私は前回の栄村に続き2度目の参加でしたが、今回も若い郵便局長さんが熱心な方ばかりでよかったです。又、ホテルの料理も大変美味しかったです。小谷村役場から頂いたお酒も美味しかったです。バスに乗っている時間が長い旅でしたが、ツーリストの方の心配り、そして今回の旅を企画してくださった保坂代表、森研修委員長、長野県県人会の宮澤様、その他各関係者の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
現地に行くことの大切さが実感できた研修旅行でした。
また行きたいです!
参加者27名(男性22名、女性5名)
昨年11月22日発生の白馬村・小谷村を縦断する長野県神城断層地震の被災地を訪ね、災害の状況と復興の現状を、各役場の担当者などから直接お聞きして学ぶ研修でした。

《1日目》天気:くもり
・車内にて参加者全員自己紹介
バスは名古屋高速=小牧IC=中央道、
長野道=安曇野IC=R148=途中昼食
小谷村役場に到着
役場の柴田課長のパワーポイントによる説明を聞き、バスに同乗して被害の激しい中谷地区に向かいました。
長崎集落はほとんど全壊、すでに取り壊され見ることができませんでしたが、まだ取り壊さず残っているお寺があるということでバスを降り、急な坂道を徒歩で登り、玉泉寺を訪れました。倒れないようにロープ等で引っ張ってありましたが、寺の内部は当時のままの状態を見ることができ、貴重な体験でした。

今回の地震では死者0名、行方不明者0名だったそうです。
中谷地域は15集落、110戸、人口270名の自主防災組織の取り組みがあり、昨年10月26日には参加者120名での避難防災訓練が行われていました。防災組織図も作成されています。
また、実際に運営された避難所について、良かった点として、
1、電気が止まらなかった
2、Free Wi-Fi が整備されていた(村内8つの指定避難所に整備済)
反対に、困った点として、
1、支給弁当が冷たく、おいしくなかった。
2、体育館での避難生活は寒く、厳しかった。
3、畳の広い部屋が欲しかった。
4、水道が避難2日目で断水してしまった。
などが挙げられました。
実際の避難は訓練が役立ち、ルールに基づいて行われました。まず一時避難所である各集落の公民館に避難し、その後安否確認を行った上で、指定避難所である中土観光交流センター「やまつばき」に移動しました。
避難所運営について 参考までに(私的意見)
① Free Wi-Fi の整備
② 断水の時、高架水槽を設営すれば給水車による給水が可能。
③ 避難所として最低限の電力確保(能力の高い発電機設置)
④ 畳の部屋(板の間では寒い)
⑤ ガス炊飯器(停電の場合有効)
⑥ 公衆下水が破損した時を考えると施設単独の浄化槽は修理が簡単。
その他にも、
・震災ボランティア活動
・震災廃棄物回収状況
・震災危険家屋解体撤去
・村営住宅の建設
・問題点として、急激に世帯数減、人口減、女子高齢化が加速、集落の維持、お寺の再建、神社の維持、伝統文化の継承等が挙げられました。
《2日目》2日目は天気がよく、素晴らしい白馬の山々を見ることができた。

白馬村役場に到着
主査の太田様からの説明
・R148の東側に被害が出た。
・西側の観光地である白馬一帯には被害が少なく、電気も
止まらなかった。
・マスコミの人たちへの対応が大変であった。
・半壊以上の判定が出れば公費で解体できた。
・自宅以外での居住を余儀なくされている村民が57世帯153名いるが、28年度中に復興住宅を建設の予定。
・姉妹都市の和歌山県大地町、静岡県河津町には震災直後から援助の手を差し伸べてもらえた。
そしてバスはR148=途中昼食=安曇野IC=長野道・中央道、伊北IC
辰野町社会福祉協議会にて有賀様のお話。

有賀様は前長野県支部長でどんどん実績を積み上げており、勉強熱心でもあり、防災士の見本となるような方で、聴く人を飽きさせない話法があり、感心することばかりでした。まさに辰野町は防災(減災)を実行しているモデル地区だと思いました。バスにて辰野町を案内され、お友達の酒造元にも連れて行って頂き、試飲も楽しみました。
伊北インター=中央道(途中何度も休憩)=小牧IC=名古屋高速 名古屋駅に20:20着
私は前回の栄村に続き2度目の参加でしたが、今回も若い郵便局長さんが熱心な方ばかりでよかったです。又、ホテルの料理も大変美味しかったです。小谷村役場から頂いたお酒も美味しかったです。バスに乗っている時間が長い旅でしたが、ツーリストの方の心配り、そして今回の旅を企画してくださった保坂代表、森研修委員長、長野県県人会の宮澤様、その他各関係者の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
現地に行くことの大切さが実感できた研修旅行でした。
また行きたいです!
文責・加藤和久
写真・佐藤忠悟
写真・佐藤忠悟