兵庫県支部 ボーイスカウト避難所体験指導
自然の中で生き抜く力を養うために、定期的に訓練や体験を通して学んでいるボーイスカウトの子供たちと保護者を対象に、避難所体験を実施しました。
【日 時】平成27年11月8日(日) 9時30分~12時30分
【場 所】加古川市立野口公民館
【参加者】ボーイスカウト加古川第2団 計54名
(ビーバー隊、カブ隊、ボーイ隊、ベンチャー隊、団委員、保護者)
【指導者】防災士5名、小学生賛助会員1名
普段、体験している自然の中の生活と違って「避難所」という不特定多数の人々との室内生活がどのようなものかを過去の災害を振り返りながら勉強した。
そして自由に部屋づくりをさせると、積極的な子どもは大きく場所を陣取り、声の小さい子どもは、寝るスペースもなく段ボールに膝しかつけなかった。何のルールもなく部屋づくりをするといろんな問題が発生することを実感してもらい、譲り合いの大切さや通路の確保、お年寄りや小さな子供を抱えるお母さんたちに壁面を提供するなど沢山の気づきができたところで、再度部屋づくり。何度も考え体験することでみるみるうちに改善された。
せっかくの活動なので、ボーイ隊のターゲットバッジ、カブ隊のチャレンジ章の項目をプログラムに取り入れ、バッジ獲得に向けて真剣に体験し、災害時の自分たちの役割を改めて考える機会としました。(消火器とガス漏れは後日)




【ボーイ隊G6防災ターゲットバッジ項目】
1 災害に遭った場合の心構えを知り、防災意識が高まるように家族で話し合いをる。
2 災害に遭遇した場合の避難方法について説明する。
3 消火器の種類と使用方法を説明する。
4 ガス漏れを発見した場合の処置方法について、正しく知る。
5 消防署等への通報の仕方を実演する。
6 防火または防災活動に参加をする。
【カブ隊災害救助員チャレンジ章項目】
1 災害が起きたときの集合場所などを、家族で相談し決めておく。
2 災害時などに緊急に持ち出す必要なものを一つの荷物にまとめ、準備しておく。
3 消火器の種類を知り、その使い方を覚える。
(事業部 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会
