兵庫県支部 社員研修にて防災訓練指導
4月に発生した熊本地震により、企業防災や社員の防災意識向上を早急に図りたいということで、三菱電機エンジニアリングユニオン様より~チャレンジ「防災力」をUPし災害をみんなの知恵で乗り切ろう!~と題して災害への備えについての防災講話と防災訓練の依頼がありました。
記
【日 時】平成28年6月3日(金) 14時40分~20時30分
【場 所】ユニトピア篠山
【講 師】横山恭子
【補 助】金子勝典、八瀬一彦
【参加者】三菱電機エンジニアリングユニオン組合員 42名
スタッフ 7名
【内 容】防災講話「企業防災と家庭防災」
搬送法(簡易担架、徒手搬送、椅子搬送)
応急手当(止血法、身近な物を使っての固定法)
心肺蘇生法
異物除去
発表後の講評、表彰式
企業を支える若い力でもあり、地域の即戦力になる皆様でしたので、体験の中に「対応力」を取り入れ、搬送や手当てなどまずは自分たちで考え実施してもらい、その後、応用編として様々な処置を学び体験してもらいました。特に90kg台の大柄な男性社員を容易に搬送できた時などは、みな驚きながらも楽しんで体験していただけました。
訓練終了後は、各グループに分かれて発表の準備に取り掛かりました。
「発表で順位をつけたい」との依頼でしたので、学んだ内容を取り入れた課題(シナリオ)を各グループに渡し、即興で演劇をしてもらい、完成度・処置方法の正確さ・チームワークの良さなどを採点し、表彰式につなげました。課題の中には「過喚起症候群」や「視覚障害者の誘導」など、知っているようで知らない対処も取り入れていましたので、それぞれが知ってる知識を出し合い考え行動し、講評を通じて正しい方法を全員で共有するよい成果発表の場となりました。
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会


応急手当 担架搬送


徒手搬送 発表