東京都支部 江東区「災害協力隊リーダー講習会」
活動報告者(東京都支部 松井正雄)
日 時:平成29年1月21日(土)14:00~15:30
場 所:江東区文化センターホール
平成29年1月21日(土)江東区主催による「災害協力隊リーダー講習会」で、講演を実施しました。
休日であるにもかかわらず、江東区長はじめ担当部署など大勢の関係者によって開催された講習会には、214名の災害協力隊リーダーが参加し、江東区が防災・減災に取り組む意識の高さを感じ、身が引き締まる思いで講演させていただきました。
江東区では、「自分たちのまちは自分たちで守る」という共助の精神に基づいて、地域住民が力を合わせ、区、消防等の関係機関と協力しながら地域の安全を図ることを目的とした自主防災組織を「災害協力隊」と命名し、その結成と活動を支援しているとのことでした。
現在、314隊の災害協力隊が組織され、防災士の認証者数は205名いるとのことです。
講演は、防災士と日本防災士会の紹介をさせていただいた後、「過去の災害からの教訓と地域防災」と題して、サブタイトルを「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の教訓」「熊本地震の教訓」「地域の防災」の三タイトルに分けてお話しを進めさせていただきました。
「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の教訓」では、守れた命の事例として①釜石の奇跡(講演では「釜石の出来事」として紹介)、②越喜来小学校の避難階段、③普代水門の高さ、守れなかった命の事例として①大川小学校、②田老町の防潮堤決壊、を取り上げました。
「熊本地震の教訓」では、①自宅避難の見直し、②車中避難、③持ち物リストにプラス1、④避難所の様子、についてお話しさせていただきました。
「地域の防災」では、①江東区の消防力、②防災リーダーに期待されること、③自主防災組織の課題、自助・共助・公助、④避難準備情報名称変更、などの説明及び江東5区大規模水害対策についても触れさせていただきました。


