兵庫県支部 荒井中学校全校一斉防災訓練指導
兵庫県防災士会事業部が企画提案している「中学校防災訓練プログラム」を初年度(平成26年)から継続している高砂市立荒井中学校の防災訓練が実施されました。今年度も、東播磨県民局委託事業の「ジュニア地域防災スクール」の出前講座として実施し、12名の防災士を派遣した。
【日 時】平成29年9月22日(金) 13時20分~15時15分
【場 所】高砂市立荒井中学校
【参加者】全校生徒、教職員 約500名
【指導者】防災士12名
1年生は災害前訓練として土嚢作りとロープワークを実施。雨の中、土嚢の重さを体感しながら、結び方や置き方を練習。ロープワークは、本結び、もやい結びなどの基本を教わった。
2年生は発災直後の訓練として搬送訓練と応急手当訓練。棒と毛布での担架作成を行ったのち、徒手搬送で実際に仲間を搬送するなど安全面を重視して行った。応急手当も、自分が身につけているものなどを利用し、止血・包帯法を練習した。
3年生は被災後の訓練として避難所開設訓練を実施。1年生の時からそれぞれの訓練項目を体験してきた3年生には、命が助かった後、避難所での不便な生活をよりよくする工夫や、いち早く学校が再開できるように自分たちで事前に準備するものを考えてもらった。
初年度から継続して実施してきたことにより、今年の春には防災の知識と技術を身につけた荒井地域の子どもたちが高校生となって地域外へ羽ばたいて行った。その知識を活かして今後も他地域での防災リーダーとして活躍してくれることを期待しています。
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会






神戸新聞掲載記事