兵庫県支部 稲美町防災講演会にて指導
ため池の多い稲美町では、日ごろから防災意識向上に向けて取り組んでいるが、災害の多様化により、今以上に意識向上を図るため防災講演会を開催。初の試みとして、講演会終了後、参加者の退場に併せて一斉避難訓練を実施。
【日 時】平成29年10月1日(日) 13時30分~15時30分
【場 所】いなみ文化の森 コスモホール
【内 容】稲美町防災講演会 ~そのとき命を守る~
・会場前にて防災展示(防災士被災地支援活動パネル、備蓄品展示)
・防災士による「避難行動」説明、シェイクアウト訓練
・基調講演「想定を超える災害にどう備えるか」
講師 兵庫県立大学環境人間学部准教授 木村玲欧氏
・参加者一斉避難訓練
【参加者】自主防災組織、自治会、消防団
【防災士】3名
講演会前に、大勢の人が集まる場所での避難の注意点や確認事項などを防災士から説明。その場でシェイクアウトの体勢を練習するなど、命を守る初動を指導。その後、兵庫県立大学環境人間学部准教授の木村玲欧先生による講演「想定を超える災害にどう備えるか」が行われた。講演会終了後に緊急地震速報が鳴り響き、参加者は身を守りながら会場の外へ避難。防災士は、安全確認と誘導を行った。
冒頭にシェイクアウト訓練を行ったが、実際に緊急地震速報が鳴っても7割の参加者が身を守る行動をとらずに退席していたのが残念だった。しかし、これを機に様々なイベント会場などで繰り返し行うことにより、意識を高めて真剣に訓練に取り組んでもらえることを期待したい。
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会



